副業の延長で「独立」を考えると・・・

政府も企業も「副業」に対する考え方が変化しつつあるこの頃。怪しいと思われていた副業が、今や一般的になっています。今、あなたが「副業」に前向きに取り組んだ先には、もしかすると『独立』という道が拓ける可能性があります。

『独立』の良し悪し

多くの企業が副業を容認・奨励するようになったことで、独立がしやすくなったと考えられます。数十年前までは、独立してからあなた自身の実力が試されるため、独立に対するリスクがかなり大きかったと思います。しかし今の時代では、本業に勤務しながら「副業」に取り組むことができ、自分の稼ぐ能力を試すことができます。

つまり、「これなら将来、安定した収入源になる」と実感したタイミングで『独立』することが可能になったのです。

では、独立する上で最も『得』と考えられることは何なのでしょう。大きなことは「時間」だと私は思います。つまりは、自分の時間を自由に使えることであり、自分らしいライフスタイルを実現できる可能性があるのです。

一般的なサラリーマンであれば、1日8時間労働、週5日勤務とすると、1ヶ月170時間程度、更に残業を加えて200時間働いて20万円の給料を貰っているのであれば、時給換算すると1,000円になります。

このように考えていくと、会社に拘束されて働くよりも、自分自身で時間のコントロールをしながら効率よく成果報酬につなげることができるのならば、独立は正に合理的な選択肢になることでしょう。では「独立」することもメリットとデメリットはどんなことが考えられるでしょうか。

『独立』のメリットは?

会社から離れて独立すると、やればやるだけ稼げるということです。前にもお話しした通り、成果報酬につなげることができればの話です。成果報酬を得られるまでにはどれくらいの時間が必要かは、人それぞれではありますが、短時間で成果を挙げられるクオリティーの高い仕事ができるのであれば、独立は合理的なものとなります。

成果を挙げるには、体調や気分、モチベーションに大きく左右されます。つまり、自分が最も集中して仕事ができる環境を上手にコントロールすることが大事なのです。早朝こそ集中できる人、深夜帯に集中できる人、一気に働いた方が成果が出る人、こまめな休憩を挟んだ方が成果が出る人。

自分に合った「働き方」が選択できることは、最大の強みです。自分で自分の時間をコントロールしたライフスタイルが、独立することで可能になるのです。更に、自分で仕事をするのですから、自分の暮らしたい場所で暮らすことも可能になります。それによって、自分自身が働きたい環境で働けるようになり、生産性も高まることにもなるでしょう。

「独立」のデメリットは?

独立することで、様々なリスクも存在しています。想像もしていなかった事態に襲われ、想定通りの成果が出なくなってしまうこともあります。短期的に大きな収入を見込めても、中期的・長期的にみた場合に変わってきたりもします。

収入につなげる「価値」を生み出す源は「スキル」と「経験」です。注意したいのは、それらが普遍なものではなく腐敗化していくものなのです。常に「良いインプット」を継続することを意識していかなければ、継続した「良いアウトプット」は困難になってきます。

独立して個人で仕事をしていくこと以外にも、心配しなければならないのは経理(請求書発行)や税務(確定申告関係)などの事務作業です。税理士さんの助けを借りることも可能ですが、それ相応の対価を支払わなければなりません。

独立することの価値

「会社」は、勤務する人材がそれぞれの得意分野を分担して行うこと組織体であり、人類が生み出した最大の発明といえます。会社という組織体で稼いだお金を、給与として従業員さんに毎月定額分配する仕組みです。会社の給与が、人生の安定・安心をもたらしてくれるのです。

副業とは基本的に、個人が保有している専門的なスキルを駆使し、何らかのサービスを提供してその対価をもらうものです。しかし、どんな専門的なスキルを持っていたとしても、人間一人で成し遂げることには限界があることを忘れてはいけません。

これまでお話しした通り、独立にはメリットもありデメリットもあります。それでも「独立」する価値はあるのでしょうか。

それは、独立することであらゆる職種の重要性や難しさが分かることです。いずれは様々な得意分野を持った人を集め、会社組織をマネジメントする時の大きな財産になるのです。

さいごに

副業の延長から「独立」することのメリット・デメリットについてはご理解できたでしょうか。独立して「時間の自由」と新たな「ライフスタイル」を手に入れることができる可能性がある一方、継続的な収入を確保できるだけの努力も不可欠であることは肝に銘じておいてほしいです。

更にその先には、組織運営のマネジメント力を磨き、新規事業の会社を立ち上げることも可能になってくることでしょう。しかしながら、その道のりは相当険しいことだと言うことだけは、さいごに言っておきたいものです。

 

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