一流のセールスマンというと「口がうまい人」だと思っていませんか?
「実際はどうなのか」ということが、今回のテーマです。
相手のココロを掴むためには、話の内容よりも影響力がある要素があります。
それは、『顔>声>会話内容』の順なのです。
セールスはもちろん、ビジネスでの交渉にも役に立ちます。
顔・声・言葉の役割
アメリカのボディ・ランゲージ研究の第一人者である、
心理学者A・メラビアンは、話し相手の人間像を判断する際に、
顔と声と言葉が果たす役割を公式化したのです。
それによると、顔がおよそ6割、声がおよそ4割、言葉はわずか1割だと。
会話の内容よりも、『声』というのは盲点だったのではないでしょうか。
そこで、声についての研究を見てみましょう。
声の質に関して
声が大きく、低く、リズム感ある生き生きした響きのある人は、
外交的でリーダーシップがあり、説得力もあるといいます。
つまり、相手の心を惹きつけるには、
低音で、大きな声で、リズムカルに話すことがポイントなのです。
自分の声って?
ところで、あなたは「自分がどんな声を出している」のか、知っていますか?
実は、自分が普段聞いている「自分の声」は、
頭蓋骨を通って、直接鼓膜に響いているのです。
つまり、他人が聞いている声とは、違うのです。
プロのセールスマンは、自分の声を録音して、
より魅力的な話し方の訓練をしているようです。
さいごに
確かに、講演のベテランやラジオのDJ、宗教界のトップなどは、
独特の声が魅力的であることが多いです。
聞いている者が、陶酔してしまうような声を出しています。
セールスマンは、何を話すかよりも、どう話すかが大事なのです。
次回は、「相手の動作でココロを読む」ついて解説します。