『バイナリーオプション』はギャンブルなのか？
勝ちと負けの世界ですから、ギャンブルと言っても過言ではない。
誰も「負けたい」と思って挑戦する人はいないでしょう。
前回は、倍々打法で勝つ方法についてお話ししました。
今回は、ギャンブラーの自然の心理を考えると、
納得できると思いますが、注意が必要です。
つまり、「ハイリスク・ハイリターン」であることを忘れずに！
今までの損失を、一度の勝利で逆転する必勝法が、
ギャンブラーの王道『マーチンゲール法』なのです。
それでは、解説していきます。
マーチンゲール法
では、「マーチンゲール法」の負ける確率について、
統計的に計算してみましょう。
| 連敗数 | 賭け金 | 累計掛け金 | 連敗確率 |
|---|---|---|---|
| １敗 | 1$ | 1$ | 50.00% |
| ２連敗 | 2$ | 3$ | 25.00% |
| ３連敗 | 4$ | 7$ | 12.5% |
| ４連敗 | 8$ | 15$ | 6.25% |
| ５連敗 | 16$ | 31$ | 3.13% |
| ６連敗 | 32$ | 63$ | 1.56% |
| ７連敗 | 64$ | 127$ | 0.78% |
| ８連敗 | 128$ | 255$ | 0.39% |
| ９連敗 | 256$ | 511$ | 0.20% |
| １０連敗 | 512$ | 1023$ | 0.10% |
あくまでも、勝率５０％のゲームの計算値です。
１０連敗する確率は０.１％、つまり１０００分の１ということです。
これは「メリット」でもある反面、リスクの大きさを意味してもいます。
もし、連敗した時の損失は膨大な金額になってしまうことです。
上表では、初めの掛け金は１＄ですが、
現実のカジノでは、２００＄程度のゲームが一般的で、
もし１０連敗したら、２０４,６００＄の損失となります。
つまり、マーチンゲール法はとても贅沢な方法であり、
そこまでの資金がなければできないということを、理解して下さい。
ルール解説
ルールは極めて簡単です。
勝負に負けたら、前回の掛け金の２倍に増やすだけです。
勝ったら、また最初に戻るだけです。
バイナリーオプション実践のマーチンゲール打法
私が取引している取引所で発表されている、
マーチンゲール法を参考までに見てみましょう。
ペイアウト率を８０％として計算しました。
| 回数 | 投資金額 | ペイアウト | 利益 |
|---|---|---|---|
| １回目 | ￥100 | ￥80 | ￥80 |
| ２回目 | ￥1,000 | ￥800 | ￥700 |
| ３回目 | ￥2,500 | ￥2,000 | ￥1,100 |
| ４回目 | ￥6,000 | ￥4,800 | ￥1,200 |
| ５回目 | ￥13,500 | ￥10,800 | ￥1,200 |
| ６回目 | ￥30,375 | ￥24,300 | ￥1,200 |
| ７回目 | ￥68,344 | ￥54,675 | ￥1,200 |
| ８回目 | ￥153,773 | ￥123,019 | ￥1,200 |
これを見ても分かるように、確実に勝てるのであれば、
利益を出すことができる必勝法と言えます。
しかし、回数を重ねれば重ねるほど、投資金額も上がること、
すなわち、リスクが非常に大きくなってしまうことを忘れずに！
まとめ
上記の表は参考資料です。
あなたが実践で使える上限金額を決めることが必要です。
その上で、あなたに合ったマーチンゲール法を決めましょう。
最高でも、４回目までに勝てるようなタイミングを目指しましょう。
今回解説した『マーチンゲール法』は、負けたら掛け金を上げ、
損失を出さないための手法です。
しかし、この『マーチンゲール法』には、逆もあります。
逆とは、勝った時に掛け金を倍に上げていく方法です。
つまり、連勝すれば利益が倍増していく手法です。
前に計算した「連敗確率」と同じく、
「連勝確率」についても同じ確率であるといえるのです。
必ず自分で利益を計算して、損失を出さない賭け方を決め、
必ず実践する「あなたのルール」を設定しましょう。
さいごに
「０.１％の１０連敗を自分が引くわけないだろう」
という安易な考えが、あなたの脳を麻痺させてしまうのです。
実際にマーチンゲール法を使用したからといって、
確率的に「勝てる」という絶対的な根拠はありません。
つまり、負け続けてしまった時にこそ「諦める」ことも大切な選択肢です。
そうならない為にも、タイミングを読むスキルを身に付けましょう。
次回は、各相場で活用すべき『テクニカル分析』について、
初心者が理解できるように解説していきます。
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