【バイナリ―オプション】必要なインディケータの知識

バイナリ―オプションは大切な資金を使う『投資』です。決して「ギャンブル」ではありません。つまり勘に頼るのではなく、信頼性のある『根拠』をもとに裁量トレードしなければ、すぐに資金は底を尽きます。そうならないために不可欠なのが【インディケータ】なのです。インディケータは、過去のチャートから数値を割り出し、エントリーの補助をするデータです。これが本テーマであり、使い方についても簡単に説明していきます。

為替取引の主になる分析方法は「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」があります。遅かれ早かれ、これらの分析については理解しておかなければならないでしょう。そうすることで、今後あなたが関わるバイナリ―オプションで『分析』することこそ、裁量トレードのスキルアップに繋がっていくことになります。

ファンダメンタルズ分析

「ファンダメンタルズ分析」とは、世界の経済状況や情勢から値動きを読み、相場の先行きを予測する方法です。これは『世界経済の基礎的条件』を指し、各国の経済成長率(GDP)や失業率や新規雇用者数などを含む雇用系指標、物価指数(CPI、PPIなど)などの経済要因のことです。これらに関わる重大ニュースであったり、災害による被害など経済に与える影響があれば、為替相場にも影響を与えます。

GDP(国内総生産)を例に説明すれば、米国のGDPが発表される前には相場が上昇するといわれます。相場が上昇するということは経済が上向きになるということなので、米国ドルの価値が上がると予測され、投資家たちがドルを購入することでドル高になるということです。

しかし、実際には下降の発表があったとすれば、ドルの価値は落ちると予測され、投資家たちはドルを売るのでドル安の方向に進みます。特に予測と結果に差があればある程、価格は大幅に動く傾向にあります。

経済指標や要人発言が行われる日時については、経済指標情報(Yahoo!ファイナンス)で、誰でもすぐに調べることができます。このサイトに掲載されているものの中で、重要度が★2つ以上の発表の前後30分~1時間はエントリーを控えることをオススメします。

テクニカル分析

「テクニカル分析」とは、過去のチャートの値動きのパターンから、相場の先行きを予測するものです。バイナリ―オプションのような短期取引には、ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析がメインになってきます。つまり、進行中のチャートの動きからパターンを把握したり、【インディケータ】といわれる分析ツールを使って予測していきます。

【インディケータ】には大きく分けて2種類あり、相場の方向性を把握する『トレンド系』と、現在と過去の価格を比較して判断する『オシレータ―系』があります。それぞれの特徴を理解することで、エントリー勝率を上げることが最大の課題です。それぞれの代表的なインディケータについて簡単に解説していきます。

トレンド系インディケータ

トレンドとは相場の方向性や流れのことで、上下動しながら一定の方向に向かっている値動きのことです。トレンド発生の状況で見極めるべきポイントは以下の3点です。

      1. トレンドは始まったばかりなのか、終わりが近いのか?
      2. 上昇しているのか、下降しているのか?
      3. 勢いがあるのかないのか?

これらを見極めた上でトレードするかどうかを判断するのです。その判断の手助けとしてインディケータを使っていくのです。

移動平均線

トレンド系のインディケータの中で、代表的な存在です。1日、1週間、1ヶ月といった一定期間の平均レートを線でつないだものです。右上がりなら「上昇トレンド」右下がりなら「下降トレンド」横ばいなら「レンジ相場」と判断できます。

★★★★☆ 移動平均線 ✖ ADX(1分取引、順張り)

ボリンジャーバンド

為替の値動きが一定の確率で収束する範囲を表したものです。ジョン・ボリジャー氏が開発したテクニカル指標で、真ん中の移動平均線と上下に変化するバンドを表示します。その範囲を「σ(シグマ)」と呼び、±1σには約68.2%、±2σには約95.4%の確率で収束すると言われています。従って上のバンドにタッチしたら「 Low 」、下のバンドにタッチしたら「 High 」にエントリーする手法に用いられます。

一目均衡表

簡単にいえば、過去の値動きを平均した中間地点を表したものです。つまり、売り買いが拮抗しているポイントが雲の位置です。雲の中にローソク足が推移している時は、その後はレンジ相場に移行すると考えられます。雲の下をローソク足が推移していると、売りの勢力が強い傾向にあり「下降トレンド」を作りやすいです。逆に雲の上をローソク足が推移していると、買いの勢力が強い傾向にあり「上昇トレンド」を作りやすいと言えるのです。そして、雲に近づくと「反発」する特徴を持っています。

★★★★☆ 一目均衡表 ✖ RSI(5分取引)

★★★★☆ 一目均衡表 ✖ RSI(5分取引、1分足表示

ADX(平均方向性指数)

一般的にトレンドの総合的な強さを表すテクニカル指標です。これを活用することで、上昇トレンドが強い時にHighエントリーする、また下降トレンドが強い時にLowエントリーするように「順張りの手法」です。

★★★☆☆ ADX(1分取引)

オシレータ―系インディケータ

オシレータ―系は、相場の強弱を読み解くことができます。つまり今の相場が「売られ過ぎ」であったり「買われ過ぎ」ではないかを判断し、その反転に逆張りして利益を出す手法に用いられます。

ストキャスティクス

一定期間の相場から売られ過ぎなのか買われ過ぎなのかを判断する指標です。シグナルライン(赤)とストキャスライン(青)があり、それぞれが交差した時がエントリーポイントとして使われます。80%以上で買われ過ぎ、20%以下で売られ過ぎという判断です。

★★★☆☆ ストキャスティクス ✖

RSI

相場の一定期間の「値上がり幅」と「値下がり幅」から、売られ過ぎか買われ過ぎかを判断する指標です。通常70を越えると買われ過ぎなので「売り」、30以下になると売られ過ぎなので「買い」といった使い方をします。

MACD(移動平均・収束拡散トレード法)

2本の移動平均線を使い、相場の周期とタイミングを判断します。MACDが上を向いていてシグナルラインとクロスしたら「上昇トレンド」、MACDが下を向いていてシグナルラインとクロスしたら「下降トレンド」といった判断ができます。その上「だまし」に強いです。

さいごに

インディケータについて解説してきましたが1つのインディケータに頼ることは危険な行為です。自分の手法に合ったインディケータを組み合わせて取引を行うことが、勝率の高いトレードが可能になります。

インディケータは万能ではありません。テクニカル分析では過去の相場から未来を予測するものであって、必ずしもその通りになるわけではありません。またこれらのインディケータはを導入つまり、世の中にあるインディケータを組み合わせた攻略法は、100%の勝率はありえません。そこを十分理解してトレードに取り組むことをオススメします。

インディケータを複数組み合わせて使うこともできますが、あまり多くの指標を参考にすると、どれを信じたらいいのか分からなくなってしまうでしょう。大切なことは、自分に合った「テクニカル分析」を見つけ、それに合うインディケータを使いながら、じっくりと研究することです。

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バイナリーオプションとの付き合い方で注意しておきたいことは、大切な資金を使っている自覚と勝つことよりもリスクを回避する方が大事であることを忘れないでいてください。詳しくは『バイナリーオプション勉強会』で解説しております。たくさんの方のご訪問をお待ちしております。

 

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